好きな人に愛される幸せ
出会い系の彼から返信が来ない。
まあ向こうも、そんなに本気ではないのだろう。出会い系だし。
徐々にフェードアウトしていくつもりなんだな、と察した。
負け惜しみだが、勝手にキュンキュンしてたのが馬鹿みたいだ。
同僚たちの彼の話。
好きなひとに愛されるってこんなに幸せなんだなと思った。
爆発しろとか、そういう感情よりも微笑ましさが勝る。
心底うらやましく思う。
無い物ねだりさ、人間なんて。
明日も仕事頑張ろう。
不登校・精神科・初体験7
クリスマスも近かった12月のある日。
私たちは自助グループを途中早退した。
同時に出ると怪しまれるので
時間差で、彼が先に私が後ででた。
いつも待ち合わせしてる公園で落ち合い、彼の車に乗った。
車を走らせる彼。
なぜか彼の顔がすっきりしているように見えた。
着いたのはラブホの駐車場だった。
かなり動揺して、いろいろ考えた。
でも、私は性への興味が強かったのでまんざらでもないかななんて思ってしまった。
彼が受付を済ませ、もらった鍵の部屋まで移動した。
彼が扉を開けた。
ああ、これがラブホなんだ。
ドラマに出てくるようなピンクい部屋ではなかったけど、目に入るもの全てが新鮮だった。
物珍しくて、化粧品のアメニティをカバンに入れた。
不登校・精神科・初体験6
よく晴れた秋の日。
待ち合わせはいつも通り最寄りのコンビニ。
彼が運転席から合図しているのを確認し、私は車に乗り込む。
国道をドライブする二人。
彼の運転は穏やかでとても心地いい。
しばらくして彼はひと気のないショッピングセンターの屋上に駐車した。
彼が運転席から後部座席に移動した。
気まずい雰囲気。
私は耐えきれなくなって、いつか観たエッチなビデオを真似たようなキスをした。
「嶋ちゃん、違うよ」と彼が笑った。
彼が優しく舌を絡めてくる。
身体中とろけてしまいそう。
好きな人とのキスはこんなに気持ちいいものなんだと知った。
「嶋ちゃんおいで」
彼の膝の上にちょこんと座った。
固くなった彼の股間の感覚。
男の人って正直なんだなって思った。
そしてすごくドキドキした。
初めてのキスは彼がお昼に食べたラーメンの万能ねぎの味だった。
彼の全てが、愛おしく感じて何度も胸の匂いを嗅いだ。
トニックシャンプーのような、男の人の匂いがした。
不登校・精神科・初体験5
それから何ヶ月か経った頃、自助グループに新メンバーが入ってきた。
見た目はプーさんみたいな、7才上の人。
音楽好きな理系男子。
最初は彼の汗の匂いがすごく嫌いだった。
でも話していくうちに頭の良さと人柄の良さに夢中になっていった。
側からみたら、お兄ちゃんと妹みたいな関係の二人。
スタッフの目がないところで私たちはお互いの連絡先を交換した。
気圧の変化に弱い系女子
雨が降ったり、急に晴れたり。
そんな気まぐれな天気の日がものすごく苦手である。
めまい、吐き気、頭痛…
いろんな体調不良に襲われる。
すごくぐったりしてずっと横になっていたい気分だ。
また湿気が多い日もとても辛い。
ネットで調べると同じような症状で悩んでる人がたくさんいらっしゃる。
私だけじゃないんだと少し安堵する。
バイト時代は、周りの人に症状を言って理解してもらっていたけれど
就職してからは、言わないようにしている。
言ったとしても、みんな頑張ってるからで一蹴されるであろう。
この夏〜秋にかけて、乗り切れるだろうか。
ベスト体重というか
少し言い訳させてほしい。
私は身長が155cmで
体重が49〜51kgの間をうろうろしている感じ。
まさに健康的な感じだが、現在の風潮というか感覚的にはぽっちゃりしている部類に入るのだろう。
ただね、50kgを切ると生理が2ヶ月も3ヶ月もこなくなるのだ。
そのため普段は49kg台をキープして、生理が遅れているなって思ったら51kg台まで太ることにしている。
一週間弱51kg台をキープすると生理が来てくれる。
職業柄太れないし、体型のことでいじられるので本当はもっと痩せたいのだけれど。
摂食障害真っ只中のときは体重が37とかそれくらいだったから、そこまではいかなくとも42とかそれくらいになりたいのだけれど。
なんだかそういう体重コントロールに疲れてしまった。
痩せなくてありのままでいいよって言われたいんだろうな、私は。
めんどくさいタイプだ、、、
